不眠症

目黒区不眠症外来

「眠ろうとしてもなかなか眠れない」そんな経験はありませんか?

「眠れない」という経験は誰しもが体験することですが、通常は数日から数週のうちにまた眠れるようになります。

しかし、時には不眠が改善せず長期間にわたって続く場合があります。不眠が続くと日中に様々な不調が出現するようになります。

一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を有しており、女性に多いことが知られています。不眠症状のある方のうち、慢性不眠症は成人の約10%に見られ、その原因はストレス、精神疾患、神経疾患、アルコール、薬剤の副作用など多岐にわたります。

加齢とともに不眠症状は増加し、60歳以上では半数以上の方で認められます。

また、東日本大震災や新型コロナウイルス感染症などの大きな災害があった後には一過性に増加します。このように、不眠症は特殊な病気ではありません。

眠れない日が長く続く前に、また、安定剤、睡眠薬でも眠れない時は、当院の不眠症専門の治療をおすすめします。

不眠症とは

不眠症とは、入眠障害(寝つきが悪い)・中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)・早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)などの睡眠問題があり、そのために日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。

不眠症の診断基準

  1. 夜間の不眠が続き

  2. 日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する

この二つが認められた時に不眠症と診断されます。また、不眠症は慢性不眠症(慢性不眠障害)と短期不眠症(短期不眠障害)の二つに分けられます。

不眠と日中の不調が週に3日以上あり、それが3カ月以上続く場合は慢性不眠症、3カ月未満の場合は短期不眠症と診断されます。

不眠症の原因

不眠症は、ただ眠れない病気ではありません。ほとんどの不眠症にはそれぞれ隠れた原因があり、治療法も異なります。

眠れない、もしくはすでに不眠症と診断された方の中で、以下の表で当てはまる部分があった場合は、その治療が必要となります。

表:不眠の原因 ※参照 厚生労働省e-ヘルスネット

ストレス ストレスを強く感じ、眠ろうと意識しすぎると交感神経の緊張が高まり不眠症になりやすいようです。
からだの病気 高血圧や心臓病(胸苦しさ)・咳・喘息発作・腎臓病・前立腺肥大(頻尿)・糖尿病・関節リウマチ(痛み)・アレルギー疾患(かゆみ)・脳出血や脳梗塞など様々なからだの病気で不眠が生じます。
こころの病気 多くのこころの病気は不眠を伴います。近年は、うつ病にかかる人が増えています。単なる不眠だと思っていたら実はうつ病だったというケースも少なくありません。
その他の睡眠障害 睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群など、睡眠に伴って呼吸異常や四肢の異常運動が出現するために睡眠が妨げられ、不眠症状が出現する場合も珍しくありません。
薬や刺激物 睡眠を妨げる薬としては、血圧を下げる薬・抗がん剤などが挙げられます。また、花粉症薬では日中の眠気が出ます。コーヒー・紅茶などに含まれるカフェイン、たばこに含まれるニコチンなどには覚醒作用があり、カフェインには利尿作用もあり、トイレ覚醒も増えます。
生活リズムの乱れ 交替制勤務や時差などによって体内リズムが乱れると不眠を招きます。
環境 騒音や光が気になって眠れないケースもみられます。また寝室の温度や湿度が適切でないと安眠できません。

眠りのメカニズム

眠りのメカニズム:目黒区不眠症外来

睡眠と覚醒を調節するために体内時計は生体機能を総動員します。

日中、活動する時には脳の温度を高く保ち、夜間は体から熱を逃がして脳を冷やします(熱放散)。

そのため寝る前の眠気が強くなる時間帯は、脳が急速に冷える時間と一致しています。寝入る前に赤ちゃんの手足がポカポカとあたたかくなっているのは熱放散をしているためです。また同じ頃、体内時計ホルモンであるメラトニンが分泌を始め入眠を促します。

若い人で、なかなか眠れなくなる一つの原因は、寝る前にゲームやSNSなどスマートフォンを操作することで脳が発熱してしまうからです。

睡眠時間は問題ではない

世界一睡眠を取らない国民として知られている日本人の睡眠時間は平均して7時間半程度ですが、その人にとって十分な睡眠時間には大きな差があります。有名な話に、明石家さんまさんのように、3、4時間ほどの睡眠で間に合っている人(ショートスリーパー)もいれば、10時間ほど眠らないと寝足りない人(ロングスリーパー)まで様々です。

また、健康な人でも年齢とともに必要睡眠時間は徐々に短くなります。「若い頃はもっと眠れたのに」は禁物です。これは、加齢と友に自律神経のバランス、リズムが変化してきたからです。

不眠症は不眠そのものだけではなく「日中に不調が出現する」ことが問題ですから、睡眠時間が少なくても、日中に体調が悪くなければ心配いらないと言えます。

不眠症のタイプ

不眠症のタイプは、主に以下の3タイプに分けられます。

  1. 寝つきの悪い「入眠障害」
  2. 眠りが浅く途中で何度も目が覚める「中途覚醒」
  3. 早朝に目が覚めて二度寝ができない「早朝覚醒」

不眠症の治療

不眠症の治療:目黒区不眠症外来

眠れない、不眠症でお悩みの時に、治療目的は眠れるようになることです。そして、治療目標としては、メラトニンが増える、分泌されるように促すことです。この目標を達成するために期待できる治療が不妊症に特化した鍼灸治療です。

鍼灸治療といえば、自律神経のバランスを整える、リラックスする、痛みが和らぐなど知られていますが、これらはすべて睡眠に関わることです。そして、睡眠に大きく関わるメラトニンという物質は、幸せホルモンの名前て知られているセロトニンというホルモンから生成されています。

不眠症には、セロトニンを増やすことにより、メラトニンの量が増える鍼灸治療が効果的ということです。

※参考文献
鍼灸刺激によるセロトニンの分泌作用
鍼で癒し‐リラックスセーション及び心地よさの科学化 -

その他、当院では患者様の状態、ご希望に合わせて様々な治療プランを組み合わせより眠れる生活を取り戻すお手伝いをしています。

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