ちびまる子ちゃんのおじいさん友蔵さんも愛用する腰痛治療

みなさんこんにちは!
目黒区、頭痛、痛み専門の洗足院です。
春が近づいてきました。今年は予想より寒波の影響で、節分あたりから冷えや寒暖差による肩こり、頭痛、腰痛、ぎっくり腰が急増しました。
もともと春先は、厳しい寒さから一転、暖かさに影響されて新年度の忙しさに体がついていかず、ぎっくり腰などのケガが増える時期でもあります。
友蔵さんがぎっくり腰に

さて、今回はそんな時のお話です。
昨年末(10/6)にTVアニメで放送された「ちびまる子ちゃん」ですが、放送中に、友蔵おじいさんがぎっくり腰で治療を受けに行くシーンがありました。
ぎっくり腰の治療に選んだのは鍼灸

私も見ていて驚きでしたが、友蔵おじいさんがぎっくり腰には鍼灸治療がいいと紹介され、まる子ちゃんとバスで鍼灸院へ向かい、鍼灸治療を受ける映像が流れました。

鍼灸師として鍼灸治療を仕事としている私には嬉しい限りです。
知らない人も多いと思いますが、ぎっくり腰には鍼灸治療が早くよく効きます。
進化した日本の鍼灸
「はり」と聞くと、嫌がる人も多いと思いますが、近年の日本の鍼治療は、本当に進化して、痛みに弱い日本人の体に合わせて、細く、痛くない鍼治療を追求しています。

現在の主流となる治療用鍼は↑上の写真のように、1/1000mmの顕微鏡写真でもわかるように、左の注射針ではトゲトゲ角張りながら、金属のザラつきがあります。これが刺すときに痛みを出す原因の一つです。また、注射器の太さも直径1.2mmとなります。
一方、当院で使用している鍼灸治療用の鍼は、直径0.12mm、0.14mm、0.16mmの細い鍼です。また、顕微鏡の鍼先の写真でもわかるように、鍼先を研磨して滑らかにしています。

この工程があることで、かつ鍼灸師が痛くないように施術することで患者さんが感じやすい痛みは激減します。痛みがないということは、本来お悩みの苦痛に対して安心して治療に専念できます。
ちなみに

当院で使用している治療用の鍼は、世界一の精密な加工をしているセイリン社製です。セイリンさんは、ちびまる子ちゃんと同じ静岡県清水市(市町村合併で現在は静岡市清水区)に本社を構えています。今回のブログを作成中に意外な共通点に気がついてしまいました。
腰痛に関わる鍼灸治療の適応
では、鍼灸治療は、腰痛に関係するもので何に効果があるでしょうか?
腰痛の原因
まず、鍼灸治療の対象で腰痛を引き起こす原因としての例を以下にあげます。
- 筋筋膜性腰痛
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症
- 脊柱菅狭窄症
- 癌の腰椎転移
- 便秘
- 月経痛(生理痛)
- 尿路結石
- 過敏性腸症候群
- 潰瘍性大腸炎
何で鍼が効くの?
意外と腰痛の原因である病気は、整形外科、婦人科、泌尿器科、消化器内科など多岐に渡ります。しかも鍼灸治療では、上記の原因疾患に対して対応できます。
腰痛の原因疾患は様々ですが、どれでも鍼灸が効果的ですが、その理由は、鍼灸治療の効果にはいくつかの作用機序があるからです。
まず、痛みに対しては、
- 鍼をした局所に反応する
- 鍼の反応が脊髄に届く
- 鍼をすることで脳からホルモンがでる
など主に3箇所がそれぞれ反応し痛みを取り去る、治す効果をあらわしてくれます。
また、鍼の刺激で腸を動かし便秘を解消することで腰痛が改善する、足のツボで女性ホルモンのバランスを整え月経痛を楽にさせる、自律神経に反応し腸の蠕動運動を正常化させることで過敏性腸症候群が改善する、白血球を増やすなど免疫にアプローチして潰瘍性大腸炎を改善させる、腰にある腎臓のツボで尿路結石の石を誘導して尿で排出させるなどさまざまな治療が可能になります。
春先は、病も動き始める時期です。ぎっくり腰だけでなく、体の不調を感じた時は、セルフケアと同時に、まずはご相談ください。