春はあけぼの。されど春の片頭痛はきまぐれに襲ひゆく。

みなさんこんにちは!
目黒区の頭痛専門治療院 洗足院です。
今回は春爛漫ということで、枕草子にかけ合わせた題材です。
春はいいことばかりではない変化の時期
枕草子の作者、清少納言は言いました。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
現代語訳では
春は明け方がいいわね。だんだんと白んでいく山際の空が少し明るくなって、紫がかっている雲が細くたなびいているのがいいのよ。
という意味らしいです。
今回の題材には、ここを少し変えて古文に変えてありますが
春はあけぼの。されど春の片頭痛はきまぐれに襲ひゆく。
これは現代語にすると
春は明け方がいいわね。でも春の片頭痛はきまぐれに襲ってきます。
となります。
3月20日の春分の日を過ぎると、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、あたたかさが日本中を包みこんでくれます。
しかし、現代の日本では、年度の切り替わりでご自身の環境に変化をもたらすことがあります。
- 引っ越し
- 転勤
- 部署異動
- 進学
- 新入社員
- 気温・気圧の変化
など、自分、もしくは自分以外の原因で自分に影響を及ぼします。
いわゆる「ストレス」です。
ストレスが溜まってくると、自律神経のバランスが乱れ、緊張する交感神経の働きが活発になりすぎてしまいます。そのサインとして
- 眠れない
- 食いしばり
- 頭痛
- 食欲不振
- 便秘や下痢
など自律神経症状を引き起こしてしまいます。

その中でも頭痛は、頭痛薬が効かない場合も多く、女性では月経の時期と重なることでかなり生活に支障を及ぼしてしまいます。
頭痛に合わせて、もしくは頭痛が気になる前触れとして倦怠感や、ふわふわめまい、手足の冷え、しびれ、不安感等体調の変化があらわれたら治療が必要です。
頭痛は自律神経を整えることも重要

春先の環境の変化は、自律神経が乱れます。自律神経が乱れ、ホルモンバランスが乱れ、生活スタイルが乱れ、体調が乱れます。
そんな時に役立ててほしいのが鍼灸治療です。近年、鍼灸治療は、さまざまなメデイアでも特集され、科学的にもどのように作用するのか、どんな病気、症状に効果があるのかが明確になってきました。
鍼灸治療の特徴として昔から知られているのが、「自律神経を整える」です。
自律神経のはたらき
自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、自分の意思とは関係なく、刺激や情報に反応して自動的に働き体の機能をコントロールしている神経です。
自律神経は、手や足のように自分の意志で動かせるものではなく、体の動きに合わせて脈拍、血圧、体温を調節する、食べ物を消化する、老廃物を排泄するなど人間が生きていくうえで重要な働きを24時間してくれる神経です。
自律神経が乱れてしまうと、交感神経が過剰に働いてしまったり、逆に交感神経が働かなくなってしまうことがあります。(ここでは副交感神経のことは省略します。)
自律神経も頭痛も鍼灸治療は即効性があります
鍼灸治療は、不思議なことに、体に300以上のツボがあり、体の症状にあわせてツボを刺激することで、自律神経も正しい働きの状態に戻してくれます。
同時に、体の不調の一つとしてあらわれる「頭痛」も直接治療することもできます。最近、頭痛が頻繁に起こる、頭痛薬が効かない、PMS(月経前症候群)にも悩まされるなど頭痛にお悩みの方には鍼灸治療をおすすめします。